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【新聞記事より】加齢臭は何歳から?
2020/08/24
Q.「加齢臭」どんな臭い?
A.臭いの感じ方は人によって違うけれど、例えるなら「図書館にある古い本」のような臭い。加齢臭は文字どおり、年齢を重ねると出るようになる。
Q.何歳くらいから臭うの?
A.40歳を過ぎた頃から。皮膚のうるおいを守る皮脂に含まれる成分は年齢とともに変化し、中高年になると、パルミトオレイン酸と過酸化脂質という物質が増える。このパルミトオレイン酸が過酸化脂質によって酸化されて発生するノネナールが、加齢臭の正体。資生堂が1999年、高砂香料工業との共同研究で、中高年の嫌な臭いの原因物質がノネナールだと世界で初めて発見。加齢臭という言葉もこの時から使われるようになった。
Q.男女の違いはあるの?
A.パルミトオレイン酸と過酸化脂質は男女に関係なく中高年になると増えるから、「加齢臭=オヤジ臭」は誤解。ただ、男性はスーツを着回すことも多いから、服に加齢臭が染みついてしまって、一般的に女性よりも強い臭いを放っているかもしれない。マフラーやストールなど頻繁に洗濯しないものには臭いが残りやすいから、女性にとってもひとごとではない。
A.体のどこから臭うの?
Q.ノネナールは主に全身の皮膚の表面から発生するけど、皮脂が多い顔や背中などは特に注意が必要。加齢臭などの体臭を抑えるためには、外出前に」シャワーを浴びたり、制汗剤やボディシートなどのデオドラント製品を使ったりするといい。体の内側からできるケアとしては、バランスの良い食事を心がけるといい。
A.お父さんに教えます。
Q.ただ、気にしすぎも良くない。周りが不快にならない程度でも「自分は臭う」と思い込んでいる人もいる。臭いは悪い面ばかりじゃなくて、体の状態を知る手がかりになることもある。例えば、糖尿病の人は体内でアセトンという物質が増えることで、呼気から甘酸っぱい臭いがすることがある。資生堂の研究では、緊張による心理的ストレスを感じると硫黄化合物のような臭いが皮膚から発生することが分かっていて、「ストレス臭」と呼んでいる。
加齢臭、汗をかくシーズンはより気になりますね。
清潔を保ていれば、過剰に意識しなくても良いようです。