【新聞記事より】豆類 しっかり食べよう

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【新聞記事より】豆類 しっかり食べよう

2020/12/7 

豆類は栄養が豊富で保存しやすいことから、古くから食べられてきました。しかし、乾物の豆は水に戻すなど手間がかかり、若い世代は中高年に比べあまり食べません。
どの豆も「たんぱく質」を豊富に含んでいます。細かくみれば脂質が多いと大豆と、炭水化物が多く脂質がが少ない小豆や空豆、いんげん豆などに大別することができます。脂質が豊富な大豆は油の原料としても活用されています。また、たんぱく質が多く含まれるため、動物性食品の肉や魚に代わるたんぱく質源として「畑の肉」とも言われています。大豆は加工することで消化吸収されやすくなり、豆腐や納豆、油揚げ、がんもどき、みそ等に加工され広く親しまれています。
一方、糖質豊富な小豆やいんげん豆などは、主に和菓子の餡に利用されています。最近では「低脂肪高たんぱく質食品」として筋肉をつけたいアスリートやダイエット(減量)中の人からも人気を集めています。ゆでてサラダやスープに入れたり、米と一緒に炊いて豆ご飯にしたりすれば活用の幅が広がります。
豆類の栄養面での魅力はまだあります。鉄やカルシウムなどのミネラルのほか、エネルギー代謝に不可欠なビタミンB1、便通を促す食物繊維も豊富です。
豆類を上手に取り入れるためには、サラダや湯豆腐、納豆あえなどの料理として活用するといいでしょう。乾物の豆類はまとめて戻して煮物や炒め物、揚げ物などにも活用できます。下茹でされたものも手ごろな価格で市販されています。これらも活用し、若い世代でも豆生活を堪能してはいかがでしょうか。(公認スポーツ栄養士こばたてるみ)

下茹でされた大豆の愛用者です。トマト煮・ラタトゥイユ・カレー・ひじき煮、何に入れても美味しいです!

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