【新聞記事より】小豆<低脂肪・高たんぱくでビタミンも豊富>

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【新聞記事より】小豆<低脂肪・高たんぱくでビタミンも豊富>

2019/02/4 

日本豆類協会によると、豆類は大きく「炭水化物を多く含むグループ」と「脂質を多く含むグループ」に分かれる。小豆は前者。後者の代表には大豆がある。日本食品標準成分表で、100㌘あたりの成分は乾燥小豆が炭水化物58.7㌘、タンパク質20.3㌘、脂質2.2㌘に対し、乾燥大豆(黄大豆)はそれぞれ29.5㌘、33.8㌘、19.7㌘。小豆は「健康維持やダイエットに最適な低脂肪・高たんぱく食品」といえる。ミネラルやビタミンも豊富で、100㌘あたり鉄が5.4㍉㌘、ビタミンB1が0.45㍉㌘、同B2が0.16㍉㌘。京都府立大の松井教授は「鉄はレバー、ビタミンB群は豚肉などと同じぐらい含まれている」と語る。
小豆は、あんことして消費されることが多い。生クリームなどを使った洋菓子に比べ、小豆はカロリーも控えめ。「間食で洋菓子を食べることが多い人は、和菓子に置き換えてみては」と松井さんは勧める。とはいえ、食べ過ぎはカロリー過多になるので注意が必要だ。
大豆ではイソフラボンで知られるポリフェノール類が、小豆やあんこに含まれていることもわかってきた。菓子・食品製造の井村屋の研究では、糖類を摂取させたマウスに、小豆の煮汁から抽出したポリフェノール類を与えたところ、与えない場合よりも血糖値の上昇を抑制できた。別のマウス実験では腫瘍を抑える効果もみられたという。人での効果はわからないが、煮汁100㍉㍑の中のポリフェノール類は200~300㍉㌘。赤ワインに匹敵するという。小豆をゆでる際、一般的にはゆで汁を捨て渋みを取る煮こぼしをするが、「積極的に摂取するには、渋みに注意が必要だが、煮こぼししない方がよい」と担当者は話す。

間食にもカロリー控えめの豆類がお勧めとは…。甘いものが食べたいときはポリフェノールが摂取できる、たい焼きを食べよう!

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