【新聞記事より】四十肩・五十肩の対処法

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【新聞記事より】四十肩・五十肩の対処法

2019/09/2 

突然肩に激しい痛みが起こって腕を動かせなくなる五十肩(肩関節周囲炎)。その名の通り50代で発症することが多く、40代で起こった場合は四十肩と呼ぶが、症状は変わらない。血行不良などによる肩こりとは違って炎症を伴うのが特徴だ。どこかにぶつけた訳ではないのに、肩関節の周囲に炎症が起こる。なぜ炎症が起きるのか、はっきりした理由は分かっていないが、肩関節を構成する部分が加齢などで変性することなどが想定される。
四十肩・五十肩は三段階で進む。最初は炎症を起こして痛みが強い急性期。次に炎症が治まるが鈍い痛みが続く慢性期があり、最後は痛みはないが動きの悪さが残る回復期になる。
まず、発症から3カ月程度までの急性期は「炎症が強いので無理に動かさないこと」無理に羽後砂州と炎症が強くなり、損傷を起こすこともある。なるべく動かさず、痛みが治まるのを待つ。この期間、整形外科に」かかると、消炎鎮痛剤などが処方される。発症後3カ月から1年ほどの慢性期は、激痛は薄れるもの鈍痛が残り、肩の動かせる範囲が限られてしまう。そのまま放っておくと関節内の腱などの組織が硬くなり動かしにくくなる。そこで、痛くない範囲で運動療法を始める。具体的には、肩関節を包む膜の「関節包」のストレッチや方甲骨を動かすようにする。さらに「腱板を構成する筋肉を鍛えることで肩関節安定する」という。
脇をしっかり締めたまま、肘から先だけを外に開く動作で腱板周りが鍛えられる。輪ゴムの円に両手の親指をかけて広げる「輪ゴム運動」がお勧めだ。痛みを感じたら無理をせず、毎日少しずつ続けていこう。多くの場合、数カ月で肩を動かしやすくなる。これらの運動は予防にもつながるので四十肩・五十肩が心配な人は早くから習慣にしてほしい。また、猫背は肩に負担がかかり発症しやすくなる。正しい姿勢を心がけ、腹筋や背筋などの体幹部の筋肉を鍛えることも予防に役立つ。

気温が下がる冬場にかけて発症することが多いらしいので、発症してない人は今から輪ゴム運動で予防しよう!

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